【井熊コラム#30】100億円の、その先へ――中堅企業が地域と日本経済を牽引する時代

· 井熊コラム

11月11日13時半~17時、ホテル金沢で「100億円の、その先へ。北陸の先輩経営者に学ぶ、非連続な企業成長」と題したシンポジウムを開催します。昨年度に引き続き採択いただいた経済産業省「中堅・中核企業の経営力支援事業」の一環として実施するものです。

中堅企業にはいくつかの定義がありますが、ここでは100億円程度の事業規模を有し、更なる成長の可能性がある企業と捉えています。日本では各都道府県に100社単位で中堅企業が立地し、地域経済、地域社会を支えています。全国あるいはグローバルベースで事業を展開する企業も少なくありません。

こうした企業が更なる成長を遂げれば地域経済はもとより日本経済も大きく成長する、という考えが政策の背景にあります。政策が的を射ていることは地域の中堅企業と接していれば実感できます。政策の成果なのか経済情勢の影響か分かりませんが、最近成長に向けた大型投資を行う企業、新事業あるいは新事業部門を立ち上げる企業が増えてきているように見えます。目論見通り、中堅企業が日本経済を牽引するようになることを切に願います。

中堅企業には大企業や中小企業も注目して欲しいと考えています。中堅企業の一つの特徴は、特定の技術や事業にフォーカスして競争力を確保し、収益を確保している企業が多いことです。最近の世界市場を見ると、大企業であっても特定の技術や事業にフォーカスして資金や人材を集中投入することで競争力を高める傾向があります。

それに比べると、日本にはまだ総合型、コングロマリット型の経営の余韻が残っているように見えます。その中で、特定分野に集中する中堅企業の知見と経験は貴重です。

中小企業にとって、中堅企業は100億円規模の企業となるための成功モデルと言えます。今回のシンポジウムでは、ビーイングホールディングスの喜多代表に起業から300億円を超える企業に成長したストーリーをご披露頂く予定です。まさに中小企業の方々が目指すべきストーリーです。

RICHはポテンシャルと可能性を持つ中堅企業の飛躍的な成長に少しでも貢献できるように頑張って参ります。