【井熊コラム#24】「北陸RDXとRICHのこれから」

· 井熊コラム

新年あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

2026年は60年に一度巡ってくると言われる丙午に当たります。十干の丙、十二支の午はいずれも火を表すそうです。丙午の文字の持つ意味を前向きに捉え、熱い気持ちで新しい年をスタートしたいと思います。

北陸RDXは、2021年に経済産業省のJ-NEXUS事業の下で生まれた産学官金連携の活動です。J-NEXUS事業では、「5年間国の支援の下で新事業の創出、成長のための仕組みを創り、恒久化する」、という命題が課されていました。北陸はこれを真正面から捉え、2023年に、新事業を立ち上げる地域の企業や大学の研究者に対して専門的な知見やネットワークを提供する株式会社RICHが立ち上がりました。RICHの立ち上げについては、J-NEXUS事業を牽引してきたメンバーの中で熱心に議論を重ねました。そこで創られた理念に基づいて事業計画を描き、RICHへの投資をお願いしたところ、多くの方々から暖かいご支援の声をいただき、30人近い方々から出資を得ることができました。そして、RICHの設立から2年後には、RICHの上位組織である産学官金連携活動の北陸RDXについても、地域主体で継続させることとなりました。

これまで新しい事業や会社の立ち上げに数多く関わってきましたが、地域の成長を願う声を受けて、会社の立ち上げと産学官金連携活動の自立に関われたことは、私の人生の中でも特筆すべき経験でした。

国は地域に対して様々な支援を行っていますが、日本には地方自治の制度があり、国の支援事業は地域の自立した活動に向けた助走期間でなくてはなりません。その意味で、RICHの立ち上げや北陸RDXの自立の過程で頂いた多くの声は、地方自治の意志が地域に根付いていることの証と言えます。見方を変えれば北陸RDXとRICHの真価が問われるのはこれからです。皆さんの声をしっかりと受け止め、北陸から新しい地域創生の形を創っていく所存です。

これからも、皆様の一層のご支援ご鞭撻をお願いいたします。