「HOKURIKU Innovation Summit 2025」イベントレポート

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2025年12月9日、金沢市内にて、北陸地域のプロダクトイノベーションをさらに活性化させるためのイベント「HOKURIKU Innovation Summit 2025」が開催されました。

このイベントは、昨年度に引き続き、経済産業省「産学融合拠点創出事業(産学融合先導モデル拠点創出プログラム)」および中小企業庁「イノベーション・プロデューサー事業」の一環として、一般財団法人北陸産業活性化センターと株式会社RICHの共催により実施したものです。

北陸地域の企業、大学、金融機関、公共団体をはじめ、北陸のイノベーションを牽引するキーパーソン約100名が一堂に会し、「地域企業のイノベーションを支援するインパクト投資」をテーマとして、基調講演やパネルディスカッション、ネットワーキングを通して先進的な知見の共有や意見交換を行いました。

サステナブルファイナンスと地域課題解決

第1部の基調講演では、金融庁 チーフ・サステナブルファイナンス・オフィサーである高岡 文訓氏より「サステナブルファイナンスと地域課題解決イノベーションの可能性」と題して、地域企業の成長と社会課題解決を両立させるための金融の役割についてお話をいただきました。

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サステナブルファイナンスやインパクト投資が、地域のプロダクトイノベーションをどう加速させるのか、国の政策動向や具体的な展望を交えたお話に、参加者は熱心に耳を傾けていました。

企業、大学、金融機関、それぞれの立場からのパネルディスカッション

続くパネルディスカッションでは、「地域企業のプロダクトイノベーションとファイナンス」をテーマに、産学金の多様な視点から議論が展開されました。

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議論の中では、高度な技術や無形資産を持つ企業と金融機関の間にある「情報の非対称性」をどう乗り越えるか、また成長フェーズに合わせて「最適な資金の出し手をどう探すか」といった、イノベーションの現場が抱える課題についての議論がなされました。そして、世界へ羽ばたくユニコーン創出のために必要なことや、地域企業の挑戦を支えるエコシステムとしての金融機関のあり方など、それぞれの立場から未来に向けた提言がなされました。

ネットワーキングイベントを通して交流を深める

カンファレンスの後は、同会場にて第2部の「北陸イノベーション・ネットワーキング」を実施しました。

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登壇者を交えた交流会では、講演やパネルディスカッションの内容を受けた活発な意見交換が行われました。業種や立場を超えた参加者同士のつながりが生まれ、会場は終始熱気に包まれていました。約3時間のイベントは盛況のうちにお開きとなりました。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

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